建築士事務所の仕事 言葉選びの大切さ 誰が聞いてもわかりやすい伝え方を。

2023年を迎えました。
2022年は新しいことに挑戦し続け、様々なことを覚え先輩に教えてもらいながらも見様見真似で実践していく年でした。
新卒という何も社会のことを知らない私に、先輩方は仕事内容はもちろん、私生活や人生の先輩としても色々なことを優しく教えてくださっています。
少しずつですができることも増えてきています。
が、新しい土地での生活に加え慣れない仕事はやはりなかなか上手くいかないことも多い一年でした。
大手大企業とは違い、少人数の設計事務所だからこそいろんな部門に携わることができ、担っていけるという強みややりがいがあります。
逆に言い換えると、一つのことに特化しコツコツこなしていくというより、幅広い数多くのことを同時に進めていかなければならないため、慣れるのにも一つ一つを確実に完了させていくのにも時間がかかってしまっていました。

仕事の業務自体にはわからないなりに習得し慣れ始めていますが、どうしてもまだ上手く出来ないことが沢山あります。
その中でも特に、思っていることを相手に伝えるということがこんなにも難しいことだとは思ってもみませんでした。
頭で思っていることや伝えたいことを上手く言葉として表現できずに相手に伝わらないことが多く、悩むことが何度もありました。
自分の考えを提案する際に相手に伝わらなかったり、何がどのようにわからないのかが伝えられないと教えるものも教えてもらえません。
言葉一つの選び方やとらえ方で自分が思っていることと相手の受け取り方が違ってしまうため、いかにわかりやすい言葉で具体的に、そして簡潔に伝えられるか、、簡単なようで今までできていなかったんだなと身をもって感じています。

十人十色・三者三様という言葉があるように、とらえ方は人それぞれです。
誰が聞いてもわかる表現をするということはお客様に対してもそうですし、一緒に仕事を進めていく方、家族、私と関わる全ての方に対して同じでとても大切なことです。自分だけわかっていても相手に伝わらなければ全く違ったものができてしまいますし、誤解も生まれてしまいます。
それがどれほど難しく、重要であるかを社会人になって改めて知り、数か月で経験させていただけるこの環境をありがたく思います。
また、学校では学ばなかった業界用語もたくさんあり、働いてみないと知ることができないこともたくさんあるのだと知りました。

2022年で経験したことはまだほんの一部で、これからもっとできることを増やして一日でも早く自立していきたいです!

2023年は卯年🐇
うさぎのように飛躍していける社会人2年目を過ごせればと思います。

┏ 記事・一級建築士事務所 株式会社アキ設計 酒井千佳┓
生まれは富山、京都の学校を出て神奈川へ
アキ設計の“家開き”や子育てに対しての考え方に興味を持ち入社。
学生時代はハンドボールに熱中 / 趣味は音楽を聴くこと、映画鑑賞、歩くこと