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アンティークインテリアと眺望を楽しむお茶会を開く。心地よいおもてなしのアイデアが詰まった家開きリフォーム

10年前に以前の住まいを大正ロマン風でリフォームをしていただいたのですが、今のマンションへの住み替えを機に、再びアキ設計にお願いしました。以前のリフォームが大満足だったので、次もアキ設計にお願いすることを決めていました。
いろいろな提案をしてくれるので、毎回の打ち合わせが楽しみでした。今回のリフォームも、手持ちのアンティーク家具と調和する素敵なインテリアになり、とても満足しています。特注で制作してもらった、大きな窓がついた扉は私のお気に入りです。仏壇用に作ってもらったリビングの家具も違和感がなく、使いやすいデザインですし、ダイニングの大理石カウンターも料理を並べられるので便利です。アンティーク好きの友人をおもてなしする時に活躍しています。

神奈川県川崎市にある築 20 年、100 ㎡越えの広々とした中古の高層マンションを購入されたご家族。以前住んでいた住まいのリフォームを大変気に入っていただき、2度目のリフォームもアキ設計にご依頼いただきました。

今回の物件のリフォームでは、リビングダイニングや収納の使い勝手を改善するために、一部間取りを変更。また、アンティークの家具や食器がお好きな奥様のお好みに合わせて、インテリアのイメージも刷新しました。上質な素材を選び、オーダーメイドの家具やドアをつくりつけたリフォームの工事期間は約 2 カ月、費用は約800万円(税金、設計料込)。A 様ご家族のこだわりが詰まった住まいが実現しました。

お客さまの要望

ご家族 の当初のご希望は

  • 手持ちのアンティーク家具や食器を活用して、人を招ける家にしたい
  • リビングを広々とさせたい
  • 高層階の眺望のよさを活かして、昼と夜2面の景色を楽しめるようにしたい
  • 既存のシステムキッチンは、アンティークな雰囲気が気に入っているので、そのまま活用したい
  • 以前住んでいた家のリフォームでは、手持ちの家具に合わせてこげ茶系の色にしてもらったが、今回は明るいイメージにしたい

という内容でした。

設計のポイント

リビングダイニング

お手持ちのアンティーク家具と調和するように、リビングダイニングは、落ち着いた艶消しの白を基調にした明るいインテリアをご提案しました。

配膳や片づけのしやすさを考え、キッチンから離れた位置にあったダイニングを、キッチンの近くに変更しました。さらに、キッチンとダイニングの間に大理石カウンター付きの食器棚を造りつけることで、すぐに食器を取り出して料理を出せるように設計。普段の家事がしやすくなった上、お客さまのおもてなしにも一翼を担うコーナーになりました。

カウンターはデスクとしても活用できるのでパソコン作業をすることも可能です。調べものをしたり家計簿をつけたり、家族みんなが活用できるスペースになりました。カウンター奥には、大きな鏡を設置し、部屋を広く奥行きを感じさせるよう工夫しています。

寝室

南東の一番陽当りが良い場所に、夫婦の寝室を持ってきました。南東角は風水的にも家長の重要な位置であることを考慮しました。大きな室内窓や窓付き扉で仕切ることで、リビングダイニングからも寝室越しに外の景色を楽しめます。大勢の来客時には、引戸をあけて、リビングダイニングと一体的に使うことも可能ですし、プライバシーを守りたい時は、ロールカーテンで目隠しできるように設計しています。

玄関&廊下

ドア類は元々ついていた物をそのまま使っていますが、ブルーの壁紙と照明で、印象を大きく変えました。玄関を入ると、クラシックな雰囲気のおもてなし空間が広がります。

また、玄関横にクロークを増設。状況により収納の必要量が変わるため、洋室のクロークと一続きにして両側から使えるよう設計しました。