たかが畳?されど畳!-畳リフォームのご相談事例-
設計事務所というと
とにかく「デザインがおしゃれな新築の設計だけしているところ」
というイメージをお持ちの方が多いかもしれません
もちろん
アキ設計も新築の設計をたくさんしていますが
それ以上に多いのが、過去に新築やリフォームをしたお客様からの
ちょっとした暮らしの困りごとのご相談
「暮らしサポート」です。
今回は、10年ほど前に
マンションの全面リフォームをご依頼いただいたI様から
「リフォームの時に造り替えてもらった畳を、そろそろ新しくしたいと思って😊」
と、ご相談をいただきました。
10年前に芯から造り替えた畳でまだ本体はしっかりしていましたので
今回は「表替え」をすることになりました。
I様からは
「アキ設計にリフォームしてもらう前に使っていた畳は
あまり持たなくて、すぐ傷んでしまったけど
前回のリフォームの時に作ってもらったこの畳は
すごく持ちが良かったです😊」と
おっしゃっていただきました。
畳屋さんは、前回のリフォーム時でもお願いした
代々続いている畳業を営む アキ設計でもおなじみの専門業者さんに依頼。
まず、業者さんと一緒に下見に伺いました。
「あ、これたぶん僕の字ですね」
職人さんが、専用の器具で手際よく畳を持ち上げると
畳の裏には前回畳を作ったときに書かれたメモの文字がありました😊
畳替えは 簡単だからと
ついつい 折り込みチラシの超安値の商品に興味を持ってしまう方も多いのですが
畳の知識も奥が深いので、信頼できる専門業者に依頼することをお勧めします。
実は ここ15年くらい 弊社がお願いしている畳専門店は
以前お願いしていた大ベテランの畳職人さんが
跡継ぎがいなくて廃業しなくてはならないときに
紹介してもらった畳店なんです。
つまりは 畳屋さんが推薦した畳屋さんです。
我々の建築の仕事は どんなに一生懸命に設計しても
工事をする職人さん次第で 大きく変わります。
だから 常に良い職人さんがいる業者さんにお願いすることがとても大事になります。
業者さんを選ぶことも 私たちの仕事だと思っていますが
ご存じのように職人さんは どんどん減っています。
いつも現場を見ている私たちからすると
職人さんのお仕事って とても素敵なんですがね^^
職人さんがもっと増えてくれることを願っています。