設計事務所が考える|家具の在り方とは?

家具を考案している中で、家具の在り方について深く考えるようになりました。
今まで私は部屋には机があってベッドがあって、というのが最低限の部屋の在り方だと思っていましたが、そういった固定概念というか、「こうあるべきだ」という考えは子どもにとってどう影響するのかなどと考えたことがなかったのでとても興味深かったです。
実際、私が一人暮らしを始める際、机は持ってきましたがベッドは持ってきませんでした。
部屋が狭いということもあり、大きくスペースをとるということと運ぶのに一苦労するという点もあって、はじめは布団を敷いていました。
生活をしていくうえで、狭い部屋だからこそ空いているスペースをもっと有効活用したい!と思い、ロフトベッドを導入したりと工夫していました。
自分の今の生活やこれからどうありたいかを見据えて改めて見直していく上で何が必要か・何が省けるか、どういう環境が合っているかを考えていく必要があります。

勉強机・椅子・ベッドが必要なのか、勉強できる空間と寝る空間があればそのための道具は固定概念からは離れているものでも良いのか。
寝床は部屋として確保し勉強や仕事を行うところは別で家族共有できる部屋(若しくはコーナーなど)にするのか。
個々の作業部屋は確保するが寝床は同じ空間にするのか。

家庭ひとつひとつそれぞれのカタチがあって生活の仕方も考え方も家族の人数だって今まで育ってきた環境だって違うので「こうあるべきだ」という考え方は違うなと感じています。
違った環境で過ごしてきた夫婦で意見交換して新しい生活の仕方を見つけていくのも一つですし、友人など、まずは他の暮らし方を知ったうえで何が自分たちに合っているか取捨選択していくのも良いかと思います^^

お困り事・お悩みがありましたら、私たちにお気軽にご相談ください!(お問い合わせはこちら)





┏ 記事・一級建築士事務所 株式会社アキ設計 酒井千佳┓
生まれは富山、京都の学校を出て神奈川へ
アキ設計の“家開き”や子育てに対しての考え方に興味を持ち入社。
学生時代はハンドボールに熱中 / 趣味は音楽を聴くこと、映画鑑賞、歩くこと