こんにちは。つながる暮らしを大切にする新築&リフォームを行う、横浜・川崎の女性一級建築士事務所、アキ設計のブログです。
先日4年ぶりの大雪が降りましたが、
まだまだ身にしみる寒い日が続きそうですね。
家で快適に過ごすには、空調の管理も大事です。
家が寒いことは、健康にも良くありません。
最近の新築では
床暖房が当たり前になっていることも多くなりましたが、
エアコンだけで寒さ対策をされている住宅が多いのも現状。
先日 アキ設計では、H邸の床暖房リフォームを終えたところです。
床暖房リフォームと一言で言っても、
大きく「電気式」と「温水式」と分類されていて
温め方やコストが変わってきます。
また、床に直接貼る手軽な直貼り式と、
段差を作らず新しく貼り替えるやり方等
工法の違いもいろいろ選択肢があります。
そして 床暖は専用のフローリングしか使えないと思っている方も多いようですが
最近は選ぶフローリング床材やカーペットやクッションフロアなど
床材の自由度も増しました。
床の仕上がりで雰囲気が全然違ってきます。
今回の熱源は施工もしやすく耐久性も高い
電気式の「床暖だん」を採用しました。
寒さを気にされていたH邸では、既存の床材をはがして
しっかりと断熱材も充てんして
こだわりの床暖房対応チーク材にオスモクリア塗装を施した
無垢フローリングに貼り替えました。
15mm厚の無垢チーク材のフローリングです(ウッズマイスター社・特注)
断熱材はアレルギーの方にも優しいバージンウール100%のウールブレスを使用し
自然素材にこだわった床暖リフォームでした。
床暖房は、輻射熱で足元からじっくり温めるので
顔がほてるけど足元は冷える、といったことは起きません。
工事のあと、お客様にも
床暖房の暖かさ、無垢フローリングの感触を実感して
感激していただけたようです。
方法や素材をいろいろ考えながらの床暖リフォームでしたが
今回の床暖は電気式パネルシート工法で
実質の施工工期は2日間でした。
リフォームの進め方は様々。
ひとつ一つのことをしっかり考えながら
その家庭ならでは満足のできるリフォームで、
長く快適に過ごしていただきたいですね。