こんにちは。つながる暮らしを大切にする新築&リフォームを行う、横浜・川崎の女性一級建築士事務所、アキ設計のブログです。
意外と知られていない、リフォームの意義。
皆さんは、なんのためにリフォームをするのでしょうか?
現状の不具合に対処するため、
汚れてきたからキレイにする、
だけではなく、
リフォームをすることには、もっと大切な意義があります。
「資産の下がらない家にする」という大きな意義があるのです。
リフォーム後の図面はありますか?
首都圏に多い空き家対策から、
今は中古住宅が見直されています。
住宅市場では、
リノベーション物件が多く流通するようになりました。
ただし、
住宅の性能を正しく評価するためには、
図面があることが必要になります。
安い・早いだけで
図面もない表面的なリフォームでは
資産価値は生まれませんが、
設備の配管図面など、
見えない部分まできちんとリフォームされていることが
資料や図面できちんと分かるようになっていると、
その住宅の資産価値が上がるのです。
そして、次のリフォームの際の参考にもなります。
またリフォームには、
他にもたくさんのメリットがあります。
①光熱費が下がる
断熱リフォームをすることで、冷暖房の使用が抑えられ、
電気代の節約につながります。
また、
節水型トイレに変えて水道代を下げたり、
照明をLEDに変えて電気代を下げるなど、
省エネ製品を使えば、
日々のランニングコストを抑えることにつながります。
②医療費が下がる
健康的に暮らせるリフォームをすることで、
結果的に医療費を抑えることにつながります。
寒い家は健康へのリスクが大きいことが分かっています。
断熱リフォームを施すことで、
寒い冬でも、室内の温度変化が少なく、
脳卒中や心筋梗塞などのリスクを減らすことができます。
③命を守る
防災対策としてのリフォームも大切です。
耐震リフォーム以外にも、
例えば 安全装置付きのコンロに取り替えたり、
家具転倒を防ぐために造り付け収納にリフォームしたり、
様々な方法が考えられます。
(詳しくは「安心して暮らすための防災リフォームとは?」)
「安い」「早い」お手軽リフォームは、
その場はうまくリフォームできていても、
見えない部分で不具合が起きたり、
体に良くない安価な素材が使われて健康被害が起きたり、
結果的に費用が多くかかることが考えられます。
資産価値を下げることなく、
安心して暮らせる家にリフォームすることをオススメします。