腰痛を解消するだけじゃない、10年20年先も考えた水回りリフォーム

こんにちは。つながる暮らしを大切にする新築&リフォームを行う、横浜・川崎の女性一級建築士事務所、アキ設計のブログです。

先日竣工したのは、洗面所周りのリフォーム物件

腰が痛くて、今の洗面所ではかがむのがツライ、
というシニアのお客様からの要望でした。

アキ設計では、働くママのための住まいづくりを応援していますが、
もちろん、それ以外の物件も手がけています!

当初は洗面台を交換するだけのご希望でしたが、
先々のことを考慮し、

隣に面しているトイレの壁を取り払い、
もし車椅子生活になっても
広くて使いやすい洗面所プランを提案しました。

ですが、
洗面所とトイレが一体になることには
抵抗のあったお客様。

今まで使い慣れていた生活スタイルが大きく変わるのは、
誰にとっても抵抗を感じるものです。

とは言え、
洗面台と内装だけの交換に終わってしまっては、

せっかくリフォームしても
将来またリフォームすることになりかねません

そこで、
トイレの壁を将来的に簡単に取り外せる壁に取り替え、

出入り口の扉も、従来の開き戸をやめ、
介護がしやすい引き戸に変更しました。

そして
選んだ洗面台は、TOTOのKZシリーズ。
(TOTOホームページより)

かがむのがツライというお客様の要望に応え、
カウンターの高さを、以前より5cmアップさせました。
5cm変わるだけでも、だいぶ使い心地が変わってきます。

水栓の位置も、壁出しに変わったため
以前よりも使いやすくなっています。

また 三面鏡は、鏡が手前に引き出せるため、
前屈みの姿勢にならずに化粧直しもできます
(TOTOホームページより)

そして、水栓は向きを左右前後に動かすことができるため、
車椅子の方だけでなく、小さな子供でも手が洗いやすくなったり、
手洗いものの洗濯がしやすくなったりと、

使う人に合わせて使いやすくなるのが便利なところ。

汚れもつきにくく、
お掃除もしやすい、機能的な洗面台です。

毎日使う場所、
使うたびにストレスを感じていては良くありませんね。

ただ、リフォームするに当たっては、
目先の不具合を解消するだけではなく、
先々の事を考えて、
その人に合ったプランを考えることが大切です。

今回は結局、浴室も、
将来を考えてカウンターや手すり付きの
使いやすいものにリフォームしました。

マイホームを、心地の良い住まいに変え、
毎日を快適に暮らして欲しいと思います(^^)