こんにちは。
人と繋がる暮らし方「家開き®」を提唱する
横浜・川崎の女性一級建築士事務所 アキ設計です。

前回のブログでは、50代からのリフォームで抑えておきたい「バリアフリーの基本的な考え方」をお伝えしました。

どこまでやっておけばいい?バリアフリーの考え方

ただ、バリアフリーの家にしておけば安心、という訳ではありません。将来、見守りや介助が必要になった時に、気持ちよくサポートを受けるために必要なことについて、今回はお伝えしていきます。

どこに何があるか、お母さんしか分からない家になっていませんか?

・物が多くてゴチャゴチャ
・お母さんしか、どこに何があるか把握していない

このような状態では、お母さんに家事の負担が偏ってしまいます。旦那さんが家事をやってくれないという方も、実は手を出しにくい状況を、あなたが作り出しているのかもしれません。

さらに、将来介護が必要になった時を想像してみてください。どこに何があるか分からない家は、ヘルパーや家族がサポートをしにくい状況でもあります。誰にでも使いやすく、分かりやすい家にしておくことは、将来人のサポートを受けやすい環境を整えることにも繋がります。

例えば、このお宅は、食器棚をガラス扉にして、中身を分かりやすくしています。

こちらは洗面所の収納ですが、日用品や着替えをラベルをつけて収納しています。

このクローゼットは、収納する物に合わせて仕切り、中身が一目でわかるようにしています。

ついつい片付けを先延ばしにしがちですが、年を重ねてからでは、余計に億劫になってしまいます。日頃よく使う物から、少しずつ収納を見直してみましょう。

本当にいい物だけに囲まれた暮らし

そうは言っても、
・うちは物が多すぎる
・もったいなくて物が捨てられない
という方が多いかもしれません。
写真や、お気に入りだった服など、なんとなく捨てられない物、色々ありますよね。

そんな方は一度、「物を置いておくことは、コストがかかっている」ということを意識してみてください。持ち家だとあまり意識しないかもしれませんが、例えば、現在3LDKのマンションに住んでいる方も、物を整理して2LDKに引っ越せば、住居費を節約できます。引っ越さないにしても、例えば1畳分の荷物を整理すれば、その場所を書斎として使ったり、他の活用方法が生まれます。

物を捨てるかどうか判断する、おすすめの方法は「今の自分にとって本当に必要なものか?」を自分自身に問いかけてみることです。迷った時点で、それは不要なものの可能性が高いです。「そのうち使うかも」など捨てたくない理由が浮かんでくるかもしれませんが、本当に必要なものであれば、迷わず「必要だ」と言えるはず。ぜひ試してみてください。

本当に必要なもの、好きなものだけに囲まれた暮らしは、心地よいものです。溜まっていた物を処分すると、新しい幸せが舞い込んできます。一度、収納について見直してみませんか?

まとめ
◆どこに何があるか誰にでも分かりやすい家は、いざという時も人のサポートを受けやすい
◆本当に必要な物だけに囲まれた暮らしを

 

アキ設計では、住まいづくりはもちろん、家開きに関するコンサルティングも行っています。

 
著者:竹内陽子
監修:アキ設計